スターバックスで2年間バイトを続けてみた【スタバ】
2016/10/05
今回は、私が2年ほどスターバックスでアルバイトをしていた経験を紹介します。
スターバックスを選んだ理由は、高校生の時から受験勉強などでよく利用していて、いつかこんなお洒落な場所で働いてみたいなーと思っていたからです。
ちょうど大学近くにオープン予定の新しいスタバができたので、そこに応募してオープニングパートナーとして採用されました。
スターバックスのバイトの良い点から悪い点まで色々把握していると思うので、参考にしていただければと思います。
本記事はスターバックスバイト経験者に寄稿して頂いたものです。
採用までの流れ
応募
私はネットのサイトからアルバイトの求人を探して応募しました。
スターバックスの求人を扱っているサイトだと、アルバイトEXなどがオススメですねー。
数あるバイトの中でもスターバックスはかなり人気な企業なので、採用の倍率も高くなりがちです。
人員が足りている店舗に応募してもすぐ不採用になってしまうので、サイトに求人を出している(=人員が空いている)店舗を狙い撃ちしたほうが採用の可能性が上がります。
それと、アルバイトEXなどのサイトは採用時に数万円までお祝い金を貰うことができるので、アルバイトの収入の他に2重で稼ぐことができるのも利点ですね。
もらえるお金を貰わない手はないです。
面接
面接は平日の午前中、比較的空いている時間帯を指定されました。
スタバのバイトの面接は、集団で行われる場合と個別で行われる場合があります。
私はオープニングスタッフだったので、数人同時での面接でした。
個別の場合は店長と一対一になるらしいのですが、私のときは地区を総括している代表の方もいましたねー。
質問された内容は、
- これまでのアルバイト経験
- 通っている大学
- 最寄駅
- 週に何回入れるか
- どうしてスタバで働こうと思ったのか
といった一般的な内容から、「自分を漢字1文字で表すと?」という少し変わった質問もされました。
採用された後一緒に受かった他のパートナーさんたちもみんな同じ質問をされたみたいです。
ただ、質問はシフトに関しての内容が中心で、「オープン時」「クローズ時」「土日」は入れるかなども重点的に聞かれました。
採用されるコツとしてはシフトを少し多めにしたり、具体的なビジョンや向上心を伝えられると良いと思います。
面接官の方は優しい雰囲気で質問をしてくれたので、緊張しすぎずハキハキと受け答えをしましょう。
私の他に面接を受けに来ていた方達は凄く綺麗でしっかりしていて、正直自分は絶対受からないかと思っていたのですが、コーヒーショップ好きを熱心にアピールしたらなんとか受かることができました。
仕事内容について
研修
スターバックスでは、勤務前に結構な日数をかけての研修があります。
最初は他の受かった方と一緒に会議室のようなところで、資料を使ってスタバの歴史や、豆の豆知識を教えてもらいました(スベってる)。
受かった人はみんな笑顔が素敵で、自分に厳しくお客さんやパートナーを思いやれる方ばかりでした。
コーヒー豆の違いなどは特に普段から勉強するよう重点的に教育を受けました。
豆の種類が細かく分かれているので、後で復習しないと難しいと思います。
その後は店舗に出ての研修になります。
研修中は接客は一切せず、バックヤードでスタバの教科書のようなものを貰い、ベテランのパートナーさんから授業のような形で基本的な接客、道具・マシンの使い方などのレクチャーを受けます。
その後もコーヒーの淹れ方から、ラテやマキアートなど難しいドリンクにステップアップしていきます。
レジ、ドリンクレシピ、豆の種類や味、産地、その伝え方、フロアの巡回、メニュー名など、とにかく覚えることが沢山あるので、家で復習しながら覚えるのが良いと思います。
指導はマンツーマンで丁寧で丁寧に教えてもらえるので、安心してください。
日常的な業務
普段の業務は、
- レジ
- 品出し
- ドリンク作り
- フロア巡回
- 豆やタンブラーについての説明
などが中心です。
経験を積むたびに新しい仕事がどんどん与えられました。
私はオープニングスタッフだったこともあって、落ち着いた空間作り・イベント・新人へのレクチャーなども任せてもらえました。
スターバックスでのアルバイトは、ゆったりとしたカフェというイメージを持っている方が多いと思います。
ただ実際にスタッフとして働いてみると、あの環境を作るために裏でハードな仕事が行われていることが分かりました。
特に平日の通勤時間帯や休日は混雑するので、仕事も一層忙しくなります。
みんな穏やかな笑顔の裏で頭はフル回転させて、できるだけ効率良く動くことを考えています。
仕事が終わるとみんなが穏やかに戻るギャップがすごかったです。
きつかった点
スターバックスのアルバイトをしていて、ブラックと感じた事は1度もありません。
パートナーのことをとても考えてくれ、福利厚生もしっかりしている良い職場でした。
そんな中で、強いて「きつかったかもなぁ」という点を挙げていきます。
商品に関する知識
まず冒頭でも述べましたが、スターバックスは覚えることが多く、知識を常にハイレベルに保たないといけないのが大変でした。
豆の種類やメニュー名はカタカナばかりなので、余計に覚えるのが大変でしたね。
スタバは昔からの大ファンが多く、お客さんの方が知識豊富な場合もあります。
「この豆は○○とどう違うの?」
「これより少し甘いのはない?」
「昔、期間限定で販売されていた○○はカスタムで注文可能ですか?」
など、難しい質問をされて対応に困るときもありました。
それぞれのコーヒー豆に合う食事なども訊かれることがあり、休憩中に自分で食事を買って飲み合わせを試している人もいましたねー。
サービスレベルの高さ
周りの向上心が高いのも、時には追いついていくのが大変でした。
スターバックスは、雇用形態がバイトだろうが関係なく「いつも全てのクオリティを最高に!」という考えがあります。
客として利用しているときは凄く居心地が良いのですが、やる側になるとキツいところもあるんですよね笑
とくに接客は、マニュアルが注意点と基本的なことぐらいしかなく、自分で柔軟な対応をしていかなければいけません。
お客さんの状態をいち早く察知し、カスタム好きのお客さんが来ればレジ打ちをしながら裏のスタッフにカスタムを伝えつつ、自分で商品を作って…など1番いい対応を自分で決めなければいけません。
そして、その対応によって店長や同僚から良い点や悪い点を伝えられます。
それを繰り返して自分の接客を見つけていくというやり方です。
フィードバックしてくれる方も曖昧に伝えてくるので、正解がない接客には苦労しました。
スターバックスのバイトで良かった点
おしゃれな雰囲気
やはり、お洒落な空間で働けるのはとても魅力でした。
「アルバイトを始めたら裏の部分も見えて幻滅してくるのかなー」と思っていたのですが、毎回バイトに行くのが楽しみで仕方ありませんでした。
緑の制服も可愛いくてお気に入りでしたね。
スタバでは、フレンドリーな雰囲気を作るために「いらっしゃいませ」とは言わず「こんにちは」「こんばんは」などと挨拶をしていたり、商品を提供するまでの待ち時間にお客さんと会話をしたりします。
家庭や職場・学校の他に第三の場所としてリラックスできる「サードプレイス」というものを目標としていて、私はそういう雰囲気が大好きでした。
小さな子や学生さんから「いいなー、私も将来スタバで働きたい」「店員さんお洒落だよね」と言われることも多かったです。
社員割引あり
さすがにまかないなどは出ないのですが、スターバックスでバイトをしていると、休憩中や開店時・閉店時にドリンクのメニューを無料でもらうことができます。
ただ、スタバのドリンクはカロリーが高いので、私は太るのが怖くてあまり飲めませんでした(泣)
他にも、週に一度好きなコーヒー豆を持ち帰らせてもらえるので、家でもコーヒーを飲んだり練習をしたりできます。
食べ物は全店舗で15%の割引をしてもらえるのですが、個人的にはちょっと少ないかな?なんて思っていました。
社風・同僚の仲
そして何より、スタッフのことを大事に考えてくれる社風が素敵でした。
仕事で失敗してしまったときも、必ず声をかけて、次失敗しないために何が出来るのかみんなで真剣に議論できるような環境があります。
また、スターバックスにはスタッフ同士の感謝の気持ちやよかったところを書いて贈るメッセージカードというものがあります。
カードには嬉しいことがいっぱい書いてあって、「自分の頑張りを見てくれてる人がいるんだなぁ」と泣けてしまうときもありました。
環境面、接客など色々な種類のカードがあって、それが全部揃うと賞状とバッチが渡されます。
それを貰うと、自分の頑張りを認めてもらえたようでさらに嬉しかったです。
スタッフは大学生が多く、プライベートでもよく遊びにいったりしていました。
バイトを辞めて数年経つ今でも交流があるぐらい大切な仲間ができました。
まとめ
やはり一度はお洒落なバイトを経験してみたいといった方には、スターバックスのバイトはおすすめですね。
また、一度覚えれば全国のどの店舗でも働くことができ経験者は採用の際に優遇されることもあるので、引っ越しが多い方にもおすすめです。
育休産休もしっかりとれるので、主婦の方にもとても良いと思います。
また、スターバックスは努力を評価してもらえる企業で、向上心がある方は絶対向いています。
私は少し怠け者なので、たまに「バイトなのにそこまで頑張らなくも良いかな…」なんて思ってしまうときもありましたが、今では社会に出てからも人間的にも大きなものをここで身につけられたと思いますね。
自分を高められる職場だと思います。学生の方にも是非おすすめしたいです。