ラウンジのバイトって危ない?その評判、体験談を紹介
皆さんはラウンジでのバイトというと、どんなイメージを抱きますか?
「遊び人」「チャラチャラしてそう」「チンピラ」「お金持ち」など様々でしょう。
私は4年間のアルバイト経験があり客引きから始まり最終的には「店長」を任せられる立場になることができました。
その私の経験から、今回はラウンジでのアルバイトについて紹介していこうと思います。
本記事はラウンジのバイト経験者に寄稿して頂いたものです。
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志望時の心得
店舗により差はありますが基本「体育系」です。
お酒の席で水割りを作ってニコニコしている仕事ではなく、メンタル・体力のタフさを求められます。
入店日の早い遅い・年齢の上下関係は多少ありますが基本は実力主義です。
基本的にお客さんを楽しませることを考えなくてはいけないので、日頃から人間観察・時事問題・芸能問題・下ネタ・気配り・コミュニケーションなどを勉強していく必要があります。
中々難しい仕事ではありますが、人間的な成長や交友関係の拡大は他のバイトと比べても格段に強いと思いますし、金銭に直結する出世も早いです。
面接
これは他の仕事と同じく「履歴書」を持参し担当者にアポをとり店舗へ向かいます。
面接場所は実際に働く店舗内で行うので、営業中の店舗の様子を観察してから行うのがベストです。
他人の噂は参考程度に考え、店舗の雰囲気を自分自信の目で確かめましょう。
私がラウンジの面接で訊かれた質問は
- 恋人の有無
- ご両親は了解しているのか
- 飲酒は好きか
- 他店舗での経験はあるか
- 稼働日
などでした。
やはり、お客さんとの距離がかなり近い接客業なので、受け答えのスムーズさや愛嬌の良さがよく見られているのではないかなと思います。
仕事内容
勤務開始
私は面接後、無事採用してもらい勤務を始めました。
仕事をしながら先輩の方に業務内容などを教わっていきます。
まず私の働いていた店では、開店1時間前に出勤をして店舗内の洗い物や清掃をしていました。
店が汚いと品位が下がってしまうので、トイレなども丁寧に仕上げます。
その後、店舗に合わせたBGMをかけます。
お客さんが車では従業員同士でおしゃべりをしていても良いのですが、目線は店舗の出入り口です。
出入り口に背をむけて立つことはご法度です。
店舗内を明るく演出するためにも、従業員のコミュニケーションは重要です。
従業員同士が慣れてくると、アイコンタクトができるようになっています。
スタッフは可愛い女子・綺麗系女子・イケメンが多いので、悪い気はしないと思います。
お客さんが入店したら、気持ちよく迎えましょう。
接客
お客さんが入店したら、お客さん同士の座席の配置が近すぎないように判断しながら席へ案内します。
その後、カウンターレディーはカウンター内、ホスト・ホステスさんはボックスシートでの接客になります。
テーブルについていない場合はさりげなく店舗内を歩き、各テーブルの様子を観察して手ぶらで厨房まで帰ることのないようにしましょう。
店舗内で歩く時には背筋を伸ばしモデル歩きが基本になるのでさりげなくスマートに歩きます。
そして、接客は風営法に関係してくる部分でもあるので、店の指示によく従ってください。
昼間の接客業とは違い、お酒に酔っていて理不尽な要求をしてくるお客さんもいますが、許容範囲は多めにみることが大事です。
静かにお酒を飲みたい方には静かに接し、賑やかに飲みたいお客様には明るく接するといった臨機応変な対応が求められます。
お客さんとの会話
多くのお客さんはホスト・ホステスとの会話に癒しを求めて来店してきます。
リピーターになってもらうには話題の供給は必須です。
Aのテーブルでは「下ネタ」
Bのテーブルでは「時事ネタ」
Cのテーブルでは「給仕のみ」
など、状況をその場で判断し、情報収集にスキがないように心がけて仕事をすることになります。
また、カラオケのリクエストを順番で回してあげるなど、細かい気配りも重要ですね。
トラブルシューティング
ラウンジでバイトをしていると、お客さんの中にはホステス・ホストを口説くために積極的に話しかけてくる方もいます。
そういった中で、時には理不尽なことが原因でトラブルが起きることもありますが、できるだけその場で納めるように対応してください。
チーフや店長は気づいたらすぐ守ってくれるので、従業員→チーフ→店長の順番でトラブルの伝達をしていきます。
このループを守ることによって多くのトラブル回避になります。
まとめ
ラウンジのバイトというと、水商売をイメージしてあまり良い印象はないのではないかと思います。
だからこそ辞める人も多く、一般職種の方の「2倍の努力をして1人前」とも言われている業界です。
誰よりも勉強をして、仕事をしていても「遊んで暮らしている」と思わせるピエロでしょうか?
努力して継続をすると見返りは一般職の方には想像できない世界が待っています。
政財界・球界・芸能会と多方面の方々とプライベートな話からビジネスのパートナーに成りえることも多々あります。
たかがバイトと思えるかもしれませんが、もしかしたら生涯をかけてやり遂げる職種なのかもしれません。