中学受験向け学習塾の事務アルバイトの体験談
本記事はバイト経験者に寄稿して頂いたものです。
中学受験向け学習塾事務のアルバイトで働くのに、特に資格などは必要ありません。
エクセルやワードを使っての集計や書類作成などという一般的な事務職とは違い、子どもの宿題チェックや見守りなどがメインとなるため、未経験でも子どもと接することが苦にならない人であれば問題ありません。
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学習塾事務のアルバイトの仕事内容
宿題チェック、小テストの採点
宿題チェックは、子どもたちから提出されたノートをチェックし、スタンプを押したりやコメントを書いたりして返却します。
また、宿題をやったかやっていないかのチェック表にもチェックを入れて講師の先生に提出をします。
小テストの採点は、漢字テストや計算のテストなどの採点を行います。
こちらも点数をチェック表に控えて講師の先生に提出します。
コピーや電話対応、来客対応、清掃
講師の先生と子どもたちが授業中に入っている間などを利用し、次の授業のときに使う小テストのコピーや、不要な書類のシュレッダーなど、トイレや空き教室の清掃などをこなします。
また、父兄からの電話や来客があったりしたときは、そちらの対応をしたり、社員の方に取り次いだりします。
試験監督
実力判定テストなどの際は、試験監督を務めることもあります。
試験監督の仕事は、試験用紙を配布、回収をしたり、試験開始、終了を告げたり、テスト中不正がないか、具合の悪い子などがいないかを机の間を歩いたりして監督することです。
直接回答に結びつかない質問に答えたり、テストを白紙に近い状態で出そうとしている子どもに対しては、講師の先生と相談して「よく問題を読んで、もう一度考えてみてね」などの声掛けたりするなどのサポートもしたりします。
講師の先生のサポート、子どもの見守り
塾ですので、講師の先生と子供たちが授業に集中できるようサポートするのが仕事です。
受験の追い込み時期などは、講師の先生はほとんど休憩時間がないほどの授業のコマ数をこなしていくことがあるので、事前に配布物の準備や子どもたちの送迎など、講師の先生と連携を取り合って仕事をこなしていきます。
学習塾事務としてアルバイトをするメリット
子どもの成長を見守れる
宿題チェックをするときはかわいいスタンプを押して、簡単にコメントを考えて書きこんだりもします。
子どもたちは意外とコメントを楽しみにしてくれて、丁寧にコメントをすると喜んでくれるのでこちらとしてもやりがいがあります。
時間割が決まっており、仕事をこなしやすい
塾では授業の時間と休憩の時間などがきっちりと時間割で決まっています。
ですので、どちらかといえばルーティンワークに近く、雑務などをこなす計画が立てやすいです。
基本的には、講師の先生が授業中の間に宿題チェックや採点、コピー、清掃などをこなし、休憩の時間は子どもたちの見守りや見送りをする、といった具合です。
学習塾事務としてアルバイトする上で大変なところ
子ども一人ひとりへの対応が大変、神経を使う
子ども一人ひとりかなり性格が違うため、どの子がどんな性格なのか、なんとなくでも掴んでおく必要があります。
また、小学生は一見大人びて見える子でも車道近くで突然走り出す、突如隣の子とケンカをはじめるなど予測不可能な行動をすることがあります。
そのため、注意深く見守る必要があり怪我などをさせないように神経を使うことも多いです。
受験時期は塾全体の雰囲気がぴりぴりする
受験の時期は講師の先生、または生徒の子ども、そうしてその父兄の緊張が高まり、かなりぴりぴりします。
プレッシャーのあまり不安定になる子どももいるため、そういった子どもには優しく声を掛けてあげたり、そっと見守ってあげたりする必要があります。
繁忙期は休みづらい
小学6年生の中学受験時期は1月~2月のため、年が明ける12月前から塾はフル回転となります。
一番の繁忙期、というよりは追い込みの時期にあたるので「クリスマスだから」、「年末だから」、「お正月だから」という理由ではなかなか休みづらい状況になります。
まとめ:将来教育関連の仕事につきたい人にはおすすめのアルバイト
採点や清掃など色々な雑務はありますが、基本的には子どもたちが教室に来てから帰るまで、しっかり勉強に集中できる環境を維持するのが学習塾事務の仕事です。
先ほども述べたように、受験時期になるとプレッシャーのあまり、不安定になる子どもいます。そういった子を、少しでも楽な気持ちにしてあげられるか、かげながら支えてあげられるか考えられる人が向いていると思います。
気配りができるかが求められる仕事なので、先生や保育士など将来教育関係の仕事につきたいと思っていて、何かしらの経験を積みたいという人には向いているアルバイトであると思います。