英語を愛していたぼくが3ヶ月でESS部を辞めた理由
2016/08/30
3ヶ月でESSを辞める
ESSってありますよね。English Speaking Society。
高校とか大学によくある団体で、英会話部、英語研究会なんて呼ばれることもあります。
私も大学に入ってから「よーし!ESSで英語上達させてサークルエンジョイしたろっ!」なんて意気込みESSに入ったのですが、色々と思うところがあって3ヶ月で辞めてしまいました。
こんな記事をクリックして来たあなたですから、ESSに入ろうだとか、既に所属しているだとか、ESSに何かしらの関心を持っている人なのだと思います。
是非自分の状況と照らし合わせながら参考にしてほしいです。
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ESSは結局日本人同士で慣れ合ってるだけ
はい!出ましたこれー。ESSは日本人が慣れ合ってるだけです。はい論破ー
大学には国際交流なる留学生用のサークルがまた別にあることが多く、留学生がESSに来ることはほとんど無いのです。レベルが低いから。
東大にも慶応にも早稲田にも上智にもESSがあるのですが、それとは別に留学生用の国際交流サークルがあります。
ネイティブとのコミュニケーション力を上げるために英語を勉強しているのなら、身内で日本人水準の慣れ合いをしているだけのESSよりも留学生が多く集まっているサークルに入ったほうが良いのは明らかですよね。
ちゃんと英語できる人がいない
高校の部活だとまた別かもしれませんが、大学のサークルには顧問がいません。
ディスカッション中やディベート中に誤った英語を使っていてもそれを正してくれるような立場の人がいないのです。
先に述べた理由から留学生もほとんどいませんし、先輩の英語力なんてのも結局日本人ではたかが知れています。
そもそも、仲間内で仲良くディスカッションしてるときに人の間違いを正してくれる人なんて完全に「おせっかいな人」になりますよね。
そういう人がいないのはデメリットなんです。
英語の勉強をする環境として役に立たない
ESSはサークルの中でもさらにその中でいくつかのセクションに分かれています。
学校にもよるのですが、大体はディスカッション、スピーチ、ドラマ、ディベートの4つ。
このセクションが結局遊びでしかないんですよね。
英語の能力を高めたい人が入っても、無駄な遊びで英語をやった気になったり、時間が取られたりで、うまく勉強ができないんですよ。
それぞれの大雑把な活動と私の体験を書きますね。
ディスカッション
日本人同士で英語を話しているだけです。
自分の言葉で英語を話す練習にはなるかもしれない。
しかし、文法や発音がめちゃくちゃなことが多かったり、日本語を混ぜながら喋っても相手に通じてしまうので傷の舐め合い感が強いです。
難しい語法や単語を使っても相手が理解してくれないことが多いので低レベルな会話に終始しがち。
スピーキングの能力を上げたいのなら学内にたくさんいる留学生や外国人教師と話すほうがよっぽど良いです。
話す相手が見つけられないならDMM英会話の無料体験をするとか、いくらでも手はありますよね。
スピーチ
偉人のスピーチを丸暗記したり、自分で作ったスピーチを丸暗記して発表するセクション。
丸暗記している時間が虚しすぎる。
先に述べたように、作ったスピーチや発音を正確に校正できる人がサークル内にいない為、自分で探す必要があります(だったらサークルに入っている意味がない気がする)。
私がスピーチセクションの新人大会で優勝したときに、「英語は良いが姿勢が悪かった」だの、「服装がなっていない」だの、英語とは全く関係のない点で酷評され、本当に残念でした。
ドラマ
ドラマもスピーチと同じようなものでしょう。台本を丸暗記している時間が無駄。
また、演技の要素も絡んでくるので英語に集中できなかったり、古い英語の用例に多く触れてしまうなど弊害が考えられます。
ディベート
ディベートは英語よりも議論する議題の事前調査に莫大な時間が掛かります。
大会で評価されるのは英語力でなくディベートの腕前、事前調査の量なのでやはりこれも英語の勉強としては効率が悪いです。
普通に考えれば分かると思うのですが、英語の能力を上げたいならこんな遊びよりも真面目に勉強していたほうが絶対に効率はいいです。
例えばTOEICの点数を上げたいのなら、サークルよりも評判の良い究極の模試なんかに向き合っていたほうが1億倍効率良いんですよ。
私は、英語を踏み台にしてESSでセクションや、飲み会、合宿なんかを楽しみたい方にはESSを強くおすすめします。
しかし、ESSを踏み台にして自分の英語力を鍛えようと思っている人にESSはおすすめしません。
ESSに入ろうか迷っている人は、自分がどっち側なのかよく考えてみて下さい。
サークルで遊びながら英語力も身につけられるなんて思っているのは現実逃避ですよ。
英語という言語でグローバルな世界へと意識を向けながら学校の内輪で固まっているのっておかしいですよね?