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ダイソーでバイトを半年続けてみた【口コミ】

      2018/01/11

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2015年大学一年生の春、家電量販店のノジマの面接に落ちた私は「もう接客のバイトならどこでもいいや…」と自暴自棄になり、ふと立ち寄った100円ショップ「ザ・ダイソー」に貼られていた求人ポスターに目をつけました。

「そうだ!ダイソーにも電気小物が売ってるじゃん!!」と、今考えれば意味不明の思考で応募を決めましたね。

というわけで今回は、私が6ヶ月間アルバイトをした経験を元にダイソーのバイト経験について紹介していこうと思います。

採用までの流れ

応募

応募は、メールフォームか電話の2種類が用意されていました。
メールフォームだと、ダイソーのバイト募集ページから勤務したい店舗を選択して電話を待つ形になります。

電話では喋り方や応対をチェックされるという噂も聞いたことがありますが、実際のところどうなのかは知りません。
電話を終えると、後日面接する店舗と日程が連絡されます。

関連記事:バイト応募の電話の仕方/電話前にするべき1つのこと

上記の公式に用意されている応募方法より裏ワザ的に応募できる方法も最後に紹介するので、そちらも参考にしてみて下さい。

面接

面接は至って普通で、それほど緊張感があるものではありませんでした。
店舗に行って、おばちゃんの店長と話をするだけです。

見られているのは以下の4つ程度だと思いました。

  • 面接の時間にちゃんと来るか
  • きちんと受け答えができるか
  • 必要な曜日に出勤できるかどうか
  • 服装や髪に問題はないか

ダイソーは慢性的にスタッフが不足しているので、「シフトの都合が合わない」とか「他に新人バイトが入っていた」なんてことが無ければ大体採用されると思います。

ネットだと筆記試験があると紹介している方もいますが、そんなの私は受けませんでした。デマですかね?

2016/11/9追記 コメント欄で筆記試験は2014年に廃止されたとの情報を頂きました。情報ありがとうございます。

つらかったこと。ブラック?

まずはつらかったことから。3つ紹介していきます。

仕事内容の多さ

ダイソーのバイトの研修期間は、ただ「研修中」と書かれたバッジを付けていきなり売り場で仕事をする感じになります。
基本的な仕事は先輩のパートさんが教えてくれるのですが、本当に基礎の基礎という感じで、細かい部分は自分で慣れていく形です。

日を追うごとに新しい仕事が増えていって、

  • レジ
  • 品出し
  • 商品案内
  • 発注
  • 荷受
  • 電話対応
  • 掃除
  • 精算
  • 賞味期限チェック
  • 返品処理

など、色々な仕事ができるようになります。私にはこの豊富な仕事の種類がキツかったですねー。

私は仕事を教えてもらえるこの時期にあまりメモを取ったりしていなかったんですよ。
ダイソーにはハッキリしたマニュアルがないので、その後半年バイトを続けても分からないことが多くなってしまって後悔してました。

商品案内・商品の多さ

次にキツかったのは、商品の種類が多い点です。

最初の頃は品出しをどこにすれば良いのかも分からないし、お客さんに商品の場所を聞かるときはいつもビビっていました。
そもそも売っていない商品の場所を聞いてくる人も多い。

「少々お待ち下さい^^」なんて爽やかな顔で接客して、バックルームでパソコンで狂ったように商品検索しています。

3ヶ月目くらいからはある程度の場所は分かってきたのですが、結局最後まで尋ねられる商品を全て案内することはできませんでした。

バイトを始める前は「ずっと店にいれば商品の場所くらい覚えるだろ」なんて楽観視していたのですが、少し甘かったですね。

季節商品だと「前ここにあったはずのものがない」なんてこともよくあります。

私はバイトの中でもやる気がないほうだったので、真面目にやってればもう少し覚えられたかなとは思うんですけどね。

100円での接客

そして最後のキツかった点。
あまりはっきり言ってしまうとアレなのでアレしますが、ダイソーのお客さんはアレな人が多かったです。

はっきり態度に出さなくても、お客さんは「たかが100円の店員」と考えているのがこっちに伝わってくるんですよね。

商品の値段って、単に製品の製造費だけではなくて、売買の覚悟や責任にも大きく関わってくる部分だと思います。
ダイソーの場合はそういうコストを徹底的に削減するので、気持ちに関する部分が抜けやすくなってしまっていると思うんですよ。

逆に、店員からすれば「たかが100円のお客さん」になってしまいます。
私は性格が良くないので「この人に接客してても100円の価値しかないのかー」なんて考えてしまって、中々モチベーションが上がりませんでした。

「普通に生活していたら経験できない立場」という意味では良い経験だったんですけどねー。

楽だった、良かったこと

ダイソーの商品イメージ

次はバイトをしていて良かった点を紹介していきます。

重要な仕事も任せて貰える

店舗には基本的に正社員がいなかったので、お店はアルバイトとパートだけで運営していました。

店長は他の店舗と掛け持ちをしていたのでめったに会えず、学生だけで店を回す日が多かったです。
商品の発注や品出しも自分達の判断で進めてました。

学生の年齢で一つの店を回すような経験ができたのは個人的には良かったと思いますね。
私は将来的には起業なども考えていて、「店舗経営ってこんな感じなんだ~」というのが肌感覚で掴むことができたと思います。

ただ、イレギュラーなことが起こったときは店長や社員にいちいち電話で指示を仰がないといけないのは面倒でしたね。こっちが勝手な行動をするわけにもいかないので。

「重要な仕事を任されれば自分の成長に繋がる」と考えるか「アルバイトごときで苦労したくない」と考えるかは人による部分だと思います。

法律的にはしっかりしてる

当然、バイトを続けていくうちに細かい不満は色々出てきましたが、明らかに「これは労働基準法違反だ!ブラックだ!」と言えるような部分はありませんでした。

シフトを無理に入れられるなんてこともなく、学校が忙しいときは週2での出勤もできていました。

サービス残業などもしないよう本社から頻繁に連絡がきていましたね。
(連絡が来ていたということは、他の店舗ではあったのかも)

一番しっかりしていたのが有給の買い取り。
退職するときに「有給なんて当たり前のように無いことにされるのかな~」なんて思っていたのですが、店長のほうから色々と教えてくれました。4万円くらい得しましたよ。

他のアルバイトの性格

これは店舗によるのかもしれませんが、他のアルバイトの方達の性格はめちゃくちゃ良かったです。
社風的なものが大きいと思いますね。

インドア系でガツガツしてない女の人が多かったです。

ダイソーのアルバイトをやろうと思う方にチャラチャラしてる人って少ないと思うんですよ。
チャラい人はいても長く続かなそう。

私がするべき仕事をやってくれてしまったり、ミスをしたときにサポートしてくれたりと、色々な面で助けてもらえました。

飽き性の私が半年間バイトを続けられたのも同僚の力が大きいので、ここは本当に感謝しています。

まとめ

記事で挙げた内容の他にも、良かった点も細かい不満も色々あります。

人に薦められるかというと、「可もなく不可もなし」といった感じ。

メリットと言っても社員割引やまかないなどはないし、強いて言えば最新商品の情報が早く知れる程度です。

「お金を稼げればそれで十分」という方には全然オススメできます。

さいごに:裏ワザ

応募をする際、

アルバイトEXなどのダイソーの求人を扱っているサイトを利用するのがオススメです。

こういったサイトを経由して応募すると採用お祝い金が貰えるので、「バイト+お祝い金」で二重に稼ぐことができます。

人員が足りている店舗よりも求人が出ている(=人員を欲している)店舗に応募したほうが良いのは明らかですし、貰えるお金を貰わない手はないでしょう。

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